西村哲也の弁護系映画論

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zoom RSS 映画に感謝を捧ぐ! 「革命前夜」

<<   作成日時 : 2017/03/17 18:14   >>

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 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はベルナルド・ベルトルッチ監督の「革命前夜」に

 感謝を捧げようと思います。


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 1962年のパルマで暮らす男女2人と

 彼らを取り巻く人々の運命を描いた本作は

 B・ベルトルッチ監督の内面と技巧が

 静かに交錯する愛憎劇であります。

 上流社会の一員である事に対する不満から

 革命に魅了されながらも「思想的迷宮」に囚われた主人公と

 美しくも謎めいたヒロインの背徳的且つ複雑な関係を

 マニア風味、純文学性、社会性、娯楽性を

 混ぜ合わせながら描いていくという試みは

 私に、理想を求めながらも現実の枠を離れられない

 人間の鬱屈した思いと

 恋愛映画の形式を取りながら様々な「愛」を描いていく

 技法の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (短い言葉で本作の「メッセージ」を体現した邦題と

和やかでありながらも哀愁漂う幕切れが

 ハッピー・エンドにも悲劇にも属さない形で「人生の通過儀礼」を

 写し出している点も見逃せません。)

 まさに「恋愛系革命論」の一翼を担う文芸的作品であると言えるでしょう。

 浮世離れした男女関係と現実社会の苦味の間を流離う物語と

 上品且つ技巧的な映像が静かに進行していく本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。

 

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