西村哲也の弁護系映画論

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zoom RSS 映画に感謝を捧ぐ! 「ウンベルト・D」

<<   作成日時 : 2017/05/08 18:03   >>

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 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はビットリオ・デ・シーカ監督の「ウンベルト・D」に

 感謝を捧げようと思います。


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 愛犬と共に年金生活を送る老人「ウンベルド」の運命を描いた本作は

 静かなる冷酷さと穏やかなユーモアによって

 1970年代のアメリカ映画に通じる道を切り開いたホームドラマであります。

 イタリアの一角で「無情な運命&社会」に抗いながらも飲み込まれていく

 一人と一匹の姿を

 娯楽的高揚感&ご都合主義や台詞による状況説明を抑制する事によって

 現実感を醸し出すストーリー&演出と

 庶民的ムード漂う俳優&女優陣を駆使することによって

 描いていくという試みは

 私に「社会の病理」を文学的に表現する技法と

 説明的描写を避けることによって

 「精神的スケール感&説得力」が増強されていく現象の一端を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (人間に勝るとも劣らず「犬優陣」の奮闘ぶりと

 「ハッピー・エンド」の形態を取りながらも哀愁を感じさせる幕切れが

 人生の光と闇を体現している点も見逃せません。)

 まさに「陰鬱系日常劇」の静かなる強豪作であると言えるでしょう。

 イタリア映画的賑やかさ、社会派の苦味、純文学の香りが融合して

 政治&経済と精神の密接な関係を写し出す本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。

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