映画弁護人GHM(西村哲也)です。 今回はティモシー・ウッドワード・Jr監督の 「コードネームBT85 大統領暗殺を阻止せよ!」に 感謝を捧げようと思います。 妻子を誘拐され、大統領暗殺を強要された 元CIA諜報員の運命を描いた本作は 軽量映画的戦術に満ちた巻き込まれ映画であります。 1985年の映画「コマンドー」の流れを汲む状況と 「911テロ」以降のアメリカ情勢を組み合わせたストーリー 緩慢且つ細切れ的に娯楽的暴力性を発揮するアクション・シーン 人質の安全を気にせず、武力で押しまくる主人公 安物感&単細胞感満載の悪漢が一体となる光景は 私に「暇つぶし映画の作り方」・「闘いに生きる人間が家族を持つことの危険性」 「国家権力者の抱えるリスク」・「アメリカの軍事的狂気」 「娯楽的暴力描写の法則」・「人質を有効活用することの難しさ」の 一端を目の当たりにする機会をもたらしました。 (「勝てば官軍」的能天気さの中に 組織的陰謀を根絶することの難しさ&諜報員の宿命と シリーズ化への執念を秘めた幕切れとなっている点も見逃せません。) まさに「軽量級陰謀アクション」界の一翼を担う 作品であると言えるでしょう。 T・ウッドワード・Jr監督&M・パレの名コンビが放つ「軽量感」 豪雨のように降り注ぐ「娯楽的ご都合主義」 アクション映画の定番を生かしつつ「時代の波」に乗る器用さが冴え渡る本作と 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。 |
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