西村哲也の弁護系映画論

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zoom RSS 映画に感謝を捧ぐ! 「突然炎のごとく(1994年版)」

<<   作成日時 : 2018/07/08 12:17   >>

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 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回は井筒和幸監督の「突然炎のごとく(1994年版)」に

 感謝を捧げようと思います。


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 海沿いの町で暮らす男女2人と彼らを取り巻く人々の

 運命を描いた本作は

 陰鬱にしてクールな和製恋愛劇であります。

 性欲と無軌道感にまみれた人々の日常を

 淡々と描きつつ

 複雑化していく男女関係を巧みにまとめ上げるストーリーと
 
 日常劇とポルノが絡み合った演出が一体となる光景は

 私に「穏やかにして無秩序な男女関係」と

 人間社会を包む「縁」の複雑怪奇さを

 群像劇+ポルノ的に描写する技法の

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (穏やかなる死臭が漂う「決着」から

 男の精神的弱さを体現するかのような幕切れと

 なっている点も見逃せません。)
 
 まさに「陰鬱系男女関係論」の一翼を担う

 軽量級作品であると言えるでしょう。

 複雑怪奇な人間模様とセックスに溺れ、静かに破滅していく男女の姿を

 青春映画、愛憎劇、陰性文学の香りを

 入り交じらせながら写し出していく本作と

 生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。

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