映画に感謝を捧ぐ! 「幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形」

映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回は山本迪夫監督の「幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形」に

 感謝を捧げようと思います。





山本迪夫監督による怪奇映画シリーズ

 「血を吸うシリーズ」の1作目となる本作は

 怪しくも哀しい怪奇映画であります。
 
 西洋流怪奇映画を源流とする残酷描写と

 日本的情緒が混ざり合うことによって

 昨今のホラー映画とは異なる「粘着質の恐怖」が

 生成されていく光景は

 私にモンスター映画における「哀愁」の重要性を再認識すると同時に

 映像的インパクトと品格のバランス感覚に長けた残酷描写の味わいを

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (ハッピー・エンドでありながらも苦味の利いた幕切れが

 昨今のホラー映画特有緒「思わせぶりな幕切れ」とは
 
 異なる形状の不安感と運命の無情さを

 醸し出している点も見逃せません。)

 まさに「日本流館家怪奇映画」の雄と呼ぶにふさわしい

 一作であると言えるでしょう。

 吸血鬼映画風の題名がもたらす「イメージ」を

 逆手に取る大胆さと

 視覚的インパクトを保ちつつ

 精神的残酷さを生み出そうとする繊細さが共存する本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。

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