映画に感謝を捧ぐ! 「サムライ(1967年版)」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。
 
 今回はジャン・ピエール・メルヴィル監督の

 「サムライ(1967年版)」に感謝を捧げようと思います。


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 警察と依頼主に狙われた殺し屋「ジェフ・コステロ」の

 運命を描いた本作は

 冷徹でありながらも情のあるフランス製殺し屋映画であります。

 状況説明を抑制し、静かに進行していくストーリー

 主演男優A・ドロンのクールな台詞&動作

 派手なアクション&お色気に依存することなく

 娯楽的スリル&サスペンスを生成していく演出が

 一体となることによって生を受けた「静かなる三つ巴の闘い」は

 私にスターの特性とストーリー&演出、娯楽性と文学性

 スター映画的華やかさとリアリズム

 西洋的合理性と東洋的情緒が

 絶妙のバランスで共存する光景を

 目の当たりにする機会をもたらしました。
 
 (フランス映画らしからぬ言葉を用いながらも

 作品世界の空気を的確に表現した題名と

 冷酷さと誇り高さ、哀愁と解放感がせめぎ合う「決着」が

  ハッピー・エンドや悲劇とは一味違う苦味と美しさを

 もたらしている点も見逃せません。)

 まさに「純文学&絵画系殺し屋映画」の雄と呼ぶにふさわしい

 一作であると言えるでしょう。

 ハードボイルド小説の味わいと

 J・P・メルヴィル監督&A・ドロン組の特性&「サムライ」に対して抱く思いが

 静かにほとばしる本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。
 

この記事へのコメント

2017年06月25日 14:41
これは私大好きな作品の1つです。
ドロンの主演したベスト3では
(1)「太陽がいっぱい」
(2)本作
(3)「世にも怪奇な物語」
(※上記3話オムニバスの
「影を殺した男」)に
含まれている作品です。
2017年06月28日 23:25
小枝さん、コメントをありがとうございます。

私も「太陽がいっぱい」を

鑑賞したくなりました。

これからもよろしくお願いします。

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