映画に感謝を捧ぐ! 「月世界旅行」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はジョルジュ・メリエス監督・出演の「月世界旅行」に
 
 感謝を捧げようと思います。


ジョルジュ・メリエスの月世界旅行 他三編/映画創世期短編集 [DVD]
有限会社フォワード
2009-02-06

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ジョルジュ・メリエスの月世界旅行 他三編/映画創世期短編集 [DVD] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



 月を目指して旅立った天文学者一行の運命を描いた本作は

 SF映画史初期を彩るサイレント活劇であります。

 「映像のためにストーリーを生成する」手法

 神話&コミック的発想に彩られたキャラクター、メカ、風景

 見世物的アイデア満載の特殊効果が
 
 軽やかに進行する光景は

 私にSFにおける「知識と想像力の均整を保つこと」の重要性と

 娯楽作品における「見せ場を特定すること」の大切さを再認識しつつ
 
 SF映画初期ならではの「大らかさ&エネルギー」の一端に

 触れる機会をもたらしました。

 (スピード、ユーモア、SF技術力、ハッピー・エンドの快感を兼ね備えた

 軽妙にして貪欲な幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「冒険系SF映画」の歴史を突き動かす大いなる一歩であると言えるでしょう。

 感動要素&説教の押しつけによる物語の肥大化と

 科学考証への過剰なこだわりによる娯楽的想像性の劣化にさらされず

 宇宙への思い、想像力、映像技の赴くままに突き進む

 SF映画の素晴らしさを思い出させてくれる「感動作」である本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック