映画に感謝を捧ぐ! 「召使」 

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はジョセフ・ロージー監督の「召使」に

 感謝を捧げようと思います。


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 ロビン・モームの小説「The Servant」を

 もとにして作られた本作は

 超常現象やモンスターによる殺人とは一味違う

 「怪奇恐怖」に包まれた陰性日常劇であります。

 才覚、知略、悪魔的紳士性の限りを尽くして

 虚栄心によって現実を見失った「主」に

 優越感を与えつつ意のままに操る召使の情熱&恐怖を

 上品さと残酷さの均整を保ちながら静かに描いていくストーリー&演出は

 私に「武力なき階級闘争」・「建前と現実の乖離がもたらす悲劇」

 「紳士淑女の気品と傲慢さ&醜悪さの近似性を娯楽的に表現する手法」
 
 「精神崩壊の過程」・「文学性と俗物性の平和的共存」の

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (召使D・ボガード&主J・フォックスの品のある怪演ぶりと

 悲劇的結末に属しながらも「ある種のハッピー・エンド風味」を感じさせる

 複雑怪奇な幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「日常系怪談映画」の一翼を担いつつ

 ヨーロッパ上流社会の暗部を写し出す

 強豪作であると言えるでしょう。

 J・ロージー監督&D・ボガードの名コンビが放つ妖気

 彼らを取り巻く俳優&女優陣の渋味

 「品のある残虐性&罪深き快感」に溢れたストーリー展開が冴え渡る本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。

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