映画に感謝を捧ぐ! 「肉片の恋」 

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はヤン・シュヴァンクマイエル監督の

 「肉片の恋」に感謝を捧げようと思います。


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 二切れの肉が織りなす恋模様を描いた本作は

 超軽妙にして情緒のある恋愛映画であります。

 サイレント的ユーモアに溢れたアニメーション映像技と

 説明台詞&説明的表現法に依存することなく

 物語を進めていく文学性が融合する事によって

 命を失い「物質」と化した存在が

 「命&心を持ったキャラクター」へと変異していく光景は

 私に人ならざる者に「人間味」を与える技法と

 アニメーション映画の持つ可能性の奥深さを
 
 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (恋愛悲劇的決着の形態を取りながら

 「食事」の本質をえぐり出す幕切れとなっている点も見逃せません。) 

 まさに「無機物系恋愛劇」の雄と呼びたくなる作品であると言えるでしょう。

 ユーモア&ロマンスと

 「命ある存在を食することによって生きる」という

 生物の宿命を共存させることによって

 軽量な外見の中に重厚なメッセージを秘めた作品となった本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。

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