映画に感謝を捧ぐ! 「ハッド」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はマーティン・リット監督の「ハッド」に

 感謝を捧げようと思います。


ハッド [DVD]
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
2010-03-26

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 ラリー・マクマートリーの同名小説をもとにして作られた本作は

 外見以上の壮大さを感じさせるホームドラマであります。

 テキサスで牧場を営む一家の確執と崩壊を通じて

 1960年代の「アメリカ」を写し出していくストーリー

 西部劇風味溢れる舞台&キャラクター造形

 美しくも哀しげな音楽が一体となって

 1970年代に訪れる「アメリカ映画的サービス精神への反抗」

 「世代&階級間抗争」・「暴力&性描写の解放」を

 暗示していく光景は

 私に「映画的未来予知」・「西部劇気質と近代気質の冷戦」
 
 「アメリカ映画的倫理観に対する疑心」の

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (「奔放な生き様」の代償を静かに写し出す幕切れが

 死亡エンド以上の「バッドエンド風味」を醸し出している点も見逃せません。)

 まさにM・リット監督の生真面目性&1960年代のアメリカ映画事情が生んだ

 「愛憎&社会派系家族劇」であると言えるでしょう。
 
 主演男優P・ニューマンの放つ「反抗魂」

 父親に扮したM・ダグラスの哀愁漂うよう渋味

 アメリカ西部劇の装飾を纏いながら

 1950年代までのアメリカ映画が描いてきた「勧善懲悪の理想郷」に別れを告げ

 現実に向き合おうする物語&映像が一堂に会した本作と

 生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。

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