映画に感謝を捧ぐ! 「ニュルンベルク裁判(1946年版)」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回は「ニュルンベルグ裁判(1946年版)」に

 感謝を捧げようと思います。


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 1945年~46年に行われた戦争裁判

 「ニュルンベルク裁判」の一部を記録した本作は

 クールな佇まいの中で様々な感情がせめぎ合う

 記録映像であります。

 ブラック・ユーモアの領域に達した「A・ヒトラーの詐欺的外交&侵略」

 怪奇恐怖の香りを感じさせる「ナチスの残虐行為」

 サスペンス的法廷戦、贖罪&保身の物語

 連合軍礼賛的メッセージが混ざり合いながら

 静かに進行していく光景は

 私に「正義を振りかざす人間特有の不寛容さ」が

 国籍&人種の枠を超えた存在である事と

 「法治精神と勝てば官軍精神」のぶつかり合いを

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (正義&理想を掲げながらも

 後年のアメリカに対する皮肉へと変異した幕切れ&後日談が

 歴史の非情さと人間に課せられた呪いを感じさせる点も見逃せません。)

 まさに「史劇系法廷記録」の一翼を担う記録映像であると言えるでしょう。

 A・ヒトラー&ナチスの底知れぬモンスター性と

 本作において糾弾された「偽善&自国本意的外交」・「人種差別的政策」

 「組織的残虐行為」が

 後年の「糾弾した側」において行われているという現状に

 戦慄を禁じ得ない本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。

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