映画に感謝を捧ぐ! 「悪魔の美しさ」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はルネ・クレール監督の「悪魔の美しさ」に

 感謝を捧げようと思います。


悪魔の美しさ [DVD]
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2012-07-25

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 「ファウスト」伝説をもとにして1950年に作られた本作は

 教訓性と実験精神に満ちあふれた怪奇映画であります。

 「2人の俳優が交互に主人公&悪魔の使いを演じる」

 「ホラー的特殊効果と舞台劇技法の融合」

 「神秘と科学を一体化させる」といった実験的試みを駆使しつつ

 軽快且つ上品に進行するストーリー&演出は

 私に「ファンタジーと史劇の共同戦線」・「キャスティング戦術」

 「人心における(聖戦)を娯楽的に表現する」の一形態を

 目の当たりにする機会をもたらしました。
 
 (ハッピー・エンドの安堵感と

 人間の潜在的悪魔性に対する恐怖が混ざり合った

 幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「純文学&風刺系怪談」の雄と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。
 
 文学性と大衆性、ユーモアとシリアスの均整を保ちながら

 映画界における「ファウスト路線」の一翼を担う本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。

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