映画に感謝を捧ぐ! 「ロビン・フッドの復讐」 

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はウィリアム・A・ウェルマン監督の「ロビン・フッドの復讐」に

 感謝を捧げようと思います。


ハリウッド西部劇映画傑作シリーズ ロビン・フッドの復讐 [DVD]
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2017-01-06

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 ホアキン・ムリエタの伝説をもとにして

 1936年に作られた本作は

 大胆にして戦術的な実話系西部劇であります。

 アメリカ西部劇でありながら「アメリカ人」の大半を

 悪漢として描く大胆さ

 説明台詞によってストーリー展開を効率化し

 見せ場を的確に押さえることを可能にする作劇技術

 アメリカ史の暗部に踏み込みながら

 娯楽的アクション・シーンを強調し

 残酷な場面を巧みに抽象化することによって

 暇つぶし映画的安定感を保ち続ける映像技が一体となる光景は

 私に「娯楽映画的サービス精神と歴史教材性の共存」と

 「復讐者の宿命」・「鉱物ビジネスの暗黒面」

 「組織の拡大による大義名分の変質&崩壊」を

 西部劇的に表現する技法の一形態を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (ロビン・フッド伝説を皮肉るかのような雰囲気を感じさせる題名&邦題と

 1930年代の西部劇でありながら

 「1970年代風味&東洋的人情」に彩られた幕切れと

 なっている点も見逃せません。)

 まさに豪快さと堅実さ、効率性と人情味がバランス良く配合された

 「史劇系復讐西部劇」・「ホアキン・ムリエタ系映画」の雄であると言えるでしょう。

 任侠映画風味から極道映画風味へと向かって突き進む

 ストーリー、暴力描写、キャラクター造形によって
 
 後年のアメリカ&イタリア西部劇に対する「道しるべ」の一つとなった本作と

 生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。

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