映画に感謝を捧ぐ! 「スパイダー・パニック!2012」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はジム・ウィノースキー監督の「スパイダー・パニック!2012」に

 感謝を捧げようと思います。


スパイダー・パニック2012 LBX-136 [DVD]
ARC
2012-07-30

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 イラクから襲来した毒グモ集団に立ち向かう

 人々の姿を描いた本作は

 暇つぶし的外見の中に「過激なブラック・ユーモア」を宿す

 モンスター映画であります。

 「戦場化した中東で生まれ育った毒グモが

 米兵の死体と共に訪米し、アメリカを戦場に変える。」

 「平和主義&反軍的な青年が銃を取り

 兵士と共に毒グモと戦う」

 「兵士一行の物語を丹念に描く一方で

 若者一行の運命は抽象化される」といった

 政治風刺的な要素と

 見世物&安物感満載のストーリー展開&映像が

 融合することによって生じる科学反応は

 私に「和やかな残酷趣味と社会派風味の共同戦線」と

 「アメリカにおける西部劇文化の名残」の一形態を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (清々しいまでの「便乗商品感」に圧倒される邦題と

 「映画と現実の境界線が崩壊していく」恐怖を

 写し出すかのような幕切れとなっている点も見逃せません。) 

 まさに「巨大系+集団系モンスター映画」史上屈指の

 緩やかなる過激作であると言えるでしょう。

 長きにわたってアメリカ小規模映画界に君臨した

 R・コーマンならではのサービス精神&反権威性と

 2010年代型軽量級CG技術によって

 大衆食堂的魅力と社会派的メッセージ性を兼ね備えた

 大いなる珍作となった本作と

 生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。

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