映画に感謝を捧ぐ! 「現代やくざ 人斬り与太」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回は深作欣二監督の「現代やくざ 人斬り与太」に

 感謝を捧げようと思います。


現代やくざ 人斬り与太 [DVD]
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
2015-11-11

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 東映が誇る人気シリーズの一つ「現代やくざ」シリーズの

 6作目となる本作は

 1973年の映画「仁義なき戦い」に通じる道を

 力業で切り開いた極道映画であります。

 任侠路線の流儀に則しつつ

 勧善懲悪的対立構造に背を向けて

 暴走する野性的欲求&反権威性、理性的な凶悪性

 極道的戦術性の軋轢がもたらす悲劇を追求した

 ストーリー&キャラクター造形と

 時代劇的様式美を廃し

 生々しさ&臨場感に溢れた暴力&性描写を追求した映像が

 一体となる光景は

 私に「任侠路線的キャラクター造形&映像技」に抗うことによって

 極道映画の新たなる領域を開こうとする人々の思いと

 時代の空気に順応できず、我流を貫こうとする男たちの惨劇が

 融合していく現象を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (暴力の無情さ&死臭に覆われた幕切れが

 他の任侠映画にありがちな「極道礼賛」と
 
 アクション映画的爽快感への不信感を

 写し出している点も見逃せません。)

 まさに「反任侠系極道映画」の一翼を担う

 過激作であると言えるでしょう。

 後年の「東映実録路線」を彩る男たちが一堂に会し

 第2次大戦後の極道社会&暴力+セックスの実像に迫っていく姿に

 圧倒される本作と

 生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。

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