映画に感謝を捧ぐ! 「クレージーホース」 

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はフェルナンド・アラバール監督の「クレージーホース」に

 感謝を捧げようと思います。


クレージーホース [DVD]
ビクターエンタテインメント
2013-04-26

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 母親殺害の容疑者として追われる男「アデン・レイ」と

 謎の男「マベル」の運命を描いた本作は

 不条理文学性とメッセージ性が交錯する

 大いなる怪作であります。

 「砂漠で出会った男2人&殺人容疑者を追う警察」の物語という

 形態を取りながら

 ポルノ、ホラー、宗教画、アクション風味漂う映像を

 論理性の枠に捕らわれることなく写し出すことによって

 自然の壮大さ&人間社会の暗部を示していく光景は

 私に「社会派風味と美術館風味の共同戦線」と

 「芸術的狂気と大衆娯楽性のせめぎ合い」の一形態を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (純文学的難解さと和やかさが入り交じった

 幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「不条理文学系道中劇」史上屈指の

 迷宮的魅力を持った作品であると言えるでしょう。

 謎めいた雰囲気、俗物的お色気&残酷描写

 静かなる凶暴性、奇妙な人情味が絡み合う本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。
 

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