映画に感謝を捧ぐ! 「キル/オフ」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はクリストフ・デロー監督の「キル/オフ」に

 感謝を捧げようと思います。


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2017-09-02

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 荒野の町で孤立した男「サム」の運命を描いた本作は

 省エネ的な狂気が炸裂するサスペンス映画であります。
 
 極限まで抑制された登場人物数&情報量

 淡々とした風景、アクション+ホラー風味漂う暴力描写によって

 謎めいた雰囲気&恐怖感を醸し出そうという

 大胆不敵な挑戦は

 私に、節約精神と想像力の刺激を両立させようと

 奮闘する人々の勇姿と

 「声」の映画的活用法の一形態を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (様々な問題を隠蔽したまま「穏やかな風景」を写し出す幕切れが

 サスペンスにおける「解答作り」の過酷さ

 平和の危うさ、歴史の不条理性を体現している点も見逃せません。)

 まさに「巻き込まれ&思わせぶり系サスペンス」史上屈指の

 怪作であると言えるでしょう。

 鑑賞者を「主人公が抱える混乱&苦悩を共有する」状態へと導く事によって

 情報化社会の持つ「危険要素」の一端を示した本作と

 生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。
 

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