映画に感謝を捧ぐ! 「種山ヶ原の夜」 

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回は男鹿和雄監督の「種山ヶ原の夜」に

 感謝を捧げようと思います。


種山ヶ原の夜 [DVD]
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
2006-07-07

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 宮沢賢治の同名童話をもとにして作られた本作は

 様々な娯楽技法が並び立つアニメーション映画であります。

 お伽噺と教訓劇がユーモラス&穏やかに混ざり合ったストーリーと

 紙芝居とアニメーションの手法を組み合わせた映像&語り口が

 効率主義的且つ和やかに進行していく光景は

 私に「時代を超えた娯楽文化の共同戦線」と

 「娯楽的盛り上げ&スピード感によって説教臭を緩和する」手法の

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (説明的後日談に依存することなく

 幻想感と生活感を融合させた幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに軽量にして生真面目作な「和製アニメーション童話」であると

 言えるでしょう。

 適正なスケール感&スピード感を維持し

 幻想的な世界を描きつつ

 現実との接点を保ち続けるバランス感覚によって

 軽量でありながらも渋味&重みのあるアニメーション映画となった本作と

 生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。

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