映画に感謝を捧ぐ! 「モンパルナスの夜」 

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はジュリアン・デュヴィヴィエ監督の

 「モンパルナスの夜」に感謝を捧げようと思います。


珠玉のフランス映画名作選 モンパルナスの夜 [DVD]
ブロードウェイ
2017-06-02

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 ジョルジュ・シムノンの小説「男の首」をもとにして作られた本作は

 静かなる技巧と恐怖に彩られたサスペンス映画であります。

 欲望と狂気が絡み合う殺人事件の行方を

 技巧的且つクールに写し出すストーリー&演出と

 ヨーロッパ風味漂う俳優&女優陣が一体となる光景は

 私に「見世物的残酷描写」に依存しない恐怖の生成と

 金銭欲と自暴自棄的狂気が出会うことによって生じる悲劇の

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (謎解き&勧善懲悪の爽快感よりも

 狂気からの解放と苦味を感じさせる

 幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「陰謀+異常心理系サスペンス」の一翼を担う

 作品であると言えるでしょう。
 
 探偵小説と異常心理劇、大衆娯楽と文学の魅力が

 軽業的バランスで共存する本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。

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