映画に感謝を捧ぐ! 「チェルノブイリ・ハート」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はマリオン・デレオ監督の「チェルノブイリ・ハート」に

 感謝を捧げようと思います。


チェルノブイリ・ハート [DVD]
角川書店
2012-02-03

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 1986年4月26日に起きた「チェルノブイリ原発事故」がもたらした

 被害の一部を記録した本作は

 静かなる哀しみと希望と包まれたドキュメンタリー映画であります。

 娯楽映画的誇張や技巧的映像表現を避け

 淡々と進行する映像&語り口の中に

 「チェルノブイリ原発事故」が人々に与えた悲劇と
 
 残酷な現実に立ち向かう人々の姿を

 世界に知らしめたいという思いが宿る光景は

 私に情味と冷静さ、絶望と希望のせめぎ合いと

 映像技に依存せず、真実を写し出すことを追求する

 記録映像の持つ存在力&説得力の一端を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (ささやかな勝利を示した後に現実の過酷さを突きつける

 幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「チェルノブイリ原発事故入門」の一翼を担う

 大いなる生真面目作であると言えるでしょう。

 「チェルノブイリ原発事故」の直接&間接被害に対する「壮絶なる追求」

 怪奇映画を凌駕する程の「見えざる恐怖」

 後年の世界に対する「大いなる警鐘&ささやかな希望」に彩られた本作と

 生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。

 

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