映画に感謝を捧ぐ! 「野いちご(1957年版)」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はイングマール・ベルイマン監督の「野いちご(1957年版)」に

 感謝を捧げようと思います。


野いちご [DVD]
ハピネット・ピクチャーズ
2001-07-25

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 医師「イーサク・ボルイ」と彼を取り巻く人々の

 運命を描いた本作は

 様々な技法&特性が絡み合う日常劇であります。

 過去と現在、夢と現実、純文学小説&童話性と舞台劇性が

 混ざり合う事によって生を受けた

 ストーリー&演出、キャラクター造形が

 技巧的且つ静かに進行する光景は
 
 私に「人生の文学性」・「生と死・男女の関係に関する考察」

 「怪奇的表現法と日常劇的表現法の同盟」の一形態を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (万事解決系ではないにも関わらず「穏やかさ」を感じさせる幕切れが

 ハッピー・エンドや悲劇とは異なる味わいを

 もたらしている点も見逃せません。)
 
 まさに「純文学系日常劇」の雄と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 人生訓とファンタジー性、哀愁とユーモア

 上流社会感覚と庶民感覚、技巧的映像表現と人情味が

 驚異的なバランス感覚で並び立つ本作と

 生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。

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