映画に感謝を捧ぐ! 「風の痛み」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はシルヴィオ・ソルディーニ監督の「風の痛み」に

 感謝を捧げようと思います。


風の痛み [DVD]
ポニーキャニオン
2005-04-06

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 アゴタ・クリストフの小説「昨日」をもとにして作られた本作は

 イタリア映画的大衆性と文学性に彩られた恋愛劇であります。

 現実と空想、純文学風味とポルノ的サービス精神

 日常劇要素と愛憎劇要素が複雑に絡み合う

 ストーリー&演出、キャラクター造形、音楽が

 技巧的且つクールに進行する光景は

 私に「俗物性と神秘性のせめぎ合い」・「人生の文学&サスペンス性」

 「ストーリー展開に沿った挿入曲の醍醐味」の

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (恋愛映画的ハッピー・エンドでありながらも

 ある種の哀愁&不吉さを感じさせる幕切れとなっている点も

 見逃せません。)

 まさに「純文学系異常心理恋愛劇」の一翼を担う

 作品であると言えるでしょう。

 純文学小説的語り口、愛憎劇的人間模様

 イタリア映画的大衆性、サスペンス&挿絵的映像が

 絶妙のバランスで配合された本作と

 生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。

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