映画に感謝を捧ぐ! 「ぼくの瞳の光」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はジュセッペ・ピッチョーニ監督の「ぼくの瞳の光」に

 感謝を捧げようと思います。


ぼくの瞳の光 [DVD]
ポニーキャニオン
2005-04-06

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 送迎車の運転手「アントニオ」と

 食料品店を営む女性「マリア」の運命を描いた本作は

 穏やかでありながらも実験的な恋愛映画であります。

 主人公が愛読する「SF小説」と

 主人公&ヒロインの日常を絡み合わせるという発想

 庶民的ムードと極道的ムードが入り交じった

 ストーリー&キャラクター造形

 生活感溢れる風景が一体となる光景は

 私に「純文学風味と日常劇風味の共同戦線」と

 恋愛劇&ホームドラマの王道に即して進行しつつ

 作劇的実験を行う手法の一形態を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (感動誘発的な描写&説明台詞に背を向け

 「家族&人生の再生」を静かに写し出す

 幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「文学系+社会派風恋愛劇」の一翼を担う

 作品であると言えるでしょう。

 日常劇+お伽噺的ストーリーと

 SF的語り口を融合させることによって

 イタリアの社会&映画文化の一端と

 創作と現実を結ぶ絆を象徴する存在となった本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。
  

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