映画に感謝を捧ぐ! 「弥次喜多海軍の巻」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はA・エドワード・サザーランド監督の

 「弥次喜多海軍の巻」に感謝を捧げようと思います。





 プロボクサー「ハンソン」とマネージャー「ドラン」の運命を描いた本作は

 和やかにして大胆なサイレント喜劇であります。

 「ボクシング、海軍、戦争、スパイ」を喜劇の種子にするという発想

 アクション&サスペンス的状況を

 巧妙にドタバタ喜劇化したストーリー&演出

 男臭&道化臭溢れる主演男優コンビの勇姿が一体となる光景は

 私に「シリアスとユーモアを結ぶ絆」と

 軍隊に対する茶化しと礼賛が

 複雑に絡み合う現象の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (翻訳よりも「日本人に親しまれる要素」を重んじた邦題と

 アメリカ軍礼賛的ハッピー・エンドで幕を閉じると見せかけて
 
 サイレント的笑いに転じる幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「海軍系ドタバタ喜劇」の一翼を担う

 作品であると言えるでしょう。

 運命の悪戯によって海軍の一員となり、戦地に送られても

 マイペースを失わない主人公コンビと

 サイレント喜劇の特性を生かすことによって

 海軍礼賛臭を緩和する技術力に心打たれる本作と

 生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。

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