映画に感謝を捧ぐ! 「絶壁の彼方に」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はシドニー・ギリアット監督の「絶壁の彼方に」に

 感謝を捧げようと思います。

絶壁の彼方に [DVD]
絶壁の彼方に [DVD]

 ボスニアで独裁者の治療を命じられた医師「ジョン・マーロウ」の

 運命を描いた本作は

 過激さと堅実さが絶妙のバランスで配合されたサスペンス映画であります。

 「東ヨーロッパに実在する地域」を舞台に選び

 実話系映画風に表現する過激さと

 「巻き込まれサスペンス」の王道的見せ場を的確に押さえ
 
 様々な逃亡要素を披露する堅実さ&アイデア性が一体となった

 ストーリー&演出、キャラクター造形は

 私に、政治的メッセージと娯楽的サービスの両立を図る手段と

 「外国での医療活動」がもたらすリスクを映画的に表現する

 手法の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (「万事解決のハッピー・エンド」に近い形態を取りつつも

 不安の影&歴史に対する皮肉を感じさせる

 幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「社会派巻き込まれサスペンス」の一翼を担う

 作品であると言えるでしょう。

 アメリカ映画的娯楽性、ヨーロッパ映画的渋味

 冷戦時代の映画文化、権力者による情報管理の恐怖&限界を体現する本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。

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