映画に感謝を捧ぐ! 「愛を殺さないで」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はアラン・ルドルフ監督の「愛を殺さないで」に

 感謝を捧げようと思います。


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 夫の暴力に苦しめられる女性「ジョイス」と
 
 彼女の親友「シンシア」の運命を描いた本作は

 娯楽性よりも教訓性を重んじたサスペンス映画であります。

 取調室を主要な舞台とし

 「供述」を映像化することによって進行するという

 実験的なストーリー&演出が

 離婚に対する過剰な拒否反応と

 新婚夫婦に対する極端な放任主義がもたらす悲劇

 素人犯罪の落とし穴、犯罪が人間関係に与える影響を

 写し出していく光景は

 私に、サスペンス映画の道徳教育的効能
 
 夫婦関係の不条理性を娯楽的に表現する手法

 探偵小説的状況から「探偵の活躍」を排除することによって生じる

 科学反応の一端を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (それまでの流れを豪快に反転させる「真相」と

 推理ではなく「良心」によって事件が解決するという決着の付け方が

 驚きとブラック・ユーモアの入り交じった

 感触をもたらしている点も見逃せません。)

 まさに「サスペンス系夫婦関係論」の一翼を担う作品であると言えるでしょう。

 1955年の映画「悪魔のような女」の流れを汲む状況を

 庶民的に加工する事によって 

 自らを客観的に見つめる精神を喪失し

 「最悪の選択」を選び続けることによって

 破滅へと向かう女性2人の姿を映し出す本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。

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