映画に感謝を捧ぐ! 「蝶の舌」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はホセ・ルイス・クエルダ監督の「蝶の舌」に

 感謝を捧げようと思います。


蝶の舌 [DVD]
角川映画
2010-08-27

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 マヌエル・リバスの同名小説をもとにして作られた本作は

 冷静さと人情味が入り交じった子供映画であります。

 ホームドラマ+青春映画的な日々が

 国家の内部抗争に巻き込まれることによって崩壊していく姿を

 クール且つ穏やかに描いていくストーリー

 映像技に依存せず、自然美を重視した風景描写

 庶民的ムード漂う俳優&女優陣が一体となる光景は

 私に、人情と政情の静かなるせめぎ合い

 日常劇要素と史劇要素の融合

 暴力&破壊に依存しないスリル&サスペンスの生成法の

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (家族を守るために愛する人を裏切らざるを得ない絶望の中に

 ささやかな「希望」を宿す幕切れとなっている点も見逃せません。)
 
 まさに「スペイン製日常系史劇」の雄と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 少年&民衆目線で見つめる「スペイン内戦」を通じて

 歴史の無常さ、人心に潜む神と悪魔

 日常&人間関係が静かに崩壊していく恐怖を写し出す本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。

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