映画に感謝を捧ぐ! 「肖像」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回は木下恵介監督の「肖像」に

 感謝を捧げようと思います。


黒澤明 DVDコレクション 32号『肖像』 [分冊百科]
朝日新聞出版
2019-03-26

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 画家一家と共同生活を始めた

 男女の運命を描いた本作は

 軽快でありながらも貪欲な日常劇であります。

 穏やかな日常風景、戦争の傷跡

 芸術性と商業性の複雑な関係、人生論が
 
 複雑に絡み合う事によって生を受け

 軽妙且つ文学的に進行するストーリー&演出は

 私にユーモアとシリアス、効率性と人情味の

 バランス感覚に秀でた映像作品の醍醐味と

 「娯楽と社会の関係」に関する一考察を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (ハッピー・エンドでありながらも渋味の利いた

 幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに軽量な外見の中に重厚なメッセージを宿す

 「和製日常劇」の雄であると言えるでしょう。

 状況設明や感動誘発に依存しないクールな作風と

 人間の持つ「善意」への信頼が共存する本作と

 生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。

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